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個人旅行の地中海クルーズ【サントリーニ島】レンタカーで島を一周

ベネチア発着・コスタ社デリチョーザ号の搭乗レビューをお送りします。ギリシャ・サントリーニ島での下船日の様子をレビューします。ギリシャ・コルフ島の翌日、クルーズ全行程の4日目にあたります。昼12:30入航・夜20:30出航の計画です。

サントリーニ島に寄港

サントリーニ島は、ギリシャ南部に位置する島。青い丸屋根の並ぶ景色で、有名な観光地です。

今回、コスタ・デリチョーザが停泊したのは、「旧港 (old port)」。観光ポイント「フィラ」の下に位置する小さい港です。クルーズの大型船は寄せられないため、離れたところに停泊。小さい渡し舟で島に向かいます。

santorini boat
クルーズ船から島への渡し舟

限られた、島での滞在時間を最大限に活用するために、なるべく早い渡し舟に乗りたいもの。寄港日の朝、クルーズ船内で渡し舟のチケットが配布されますので、早い者勝ちです。12:30寄港とはいえ、ちゃんと早起きしてチケットを入手しましょう。

渡し舟のチケット配布時間は、前日夜にクルーズ各部屋に配られる「船内新聞」で確認できます。

サントリーニの港に上陸・市街地エリアに上る

サントリーニの港

サントリーニの小さな旧港「old port」に上陸します。サントリーニは、港から絶壁がそびえ、メインの町はすべてその崖の上に位置します。次の3つのいずれかの方法で崖の上に上ることになります。

  1. 徒歩(スロープ階段)
  2. ロバ(スロープ階段を上ってもらう)
  3. ロープウェイ

ロバで上るのも、アクティビティとしては面白そうです。港には、客引きの人が数名いましたので、簡単に利用できそうです。しかし、早くて簡単なのはケーブルカーです。上りは特に、ケーブルカーが速くて便利です。それぞれ、詳しく見ていきます。

徒歩(スロープ階段)

徒歩の場合は、この地図のルートを階段で登ります。Google mapによると、約1 kmの道のり、高低差約180 mとのこと。20 ~ 30分の所要時間は見込んでおいたほうが良いでしょう。通行料は不要です。

ロバ(スロープ階段を上ってもらう)

この道のりを、ロバに乗り上っていくオプションがあります。先ほどの写真のような客引きがいますので、そのまま話しかければよさそうです。客引きの手持ち看板には「6 EUR」と書かれています。

一方、「サントリーニのロバ (Santorini Donkey)」という公式ページも用意されていました。

「サントリーニのロバ」公式サイトのキャプチャ

e-mailで予約が受け付けられており、事前予約の場合「19 EUR」との記載です。

「サントリーニのロバ (Santorini Donkey)」公式サイト(英語)

ロープウェイ

「サントリーニケーブルカー」の公式サイトキャプチャ20 ~ 30分間隔で出ているロープウェイ。このキャプチャのように、公式サイトも整備されています。便利ですが、利用には行列ができていることがしばしば。時刻表と値段をまとめます。

「サントリーニ ケーブルカー」時刻表

①4月

6:30/6:40/6:50

7:00〜21:00 20分毎運行

②5月&9~10月

6:30/6:40/6:50

7:00〜22:00 20分毎運行 (下り最終21:40)

③6~8月

6:30/6:40/6:50

7:00〜23:00 20分毎運行 (下り最終22:40)

④11月&3月

7:30〜10:30 30分毎運行

14:30〜18:00 30分毎運行

⑤12~2月

7:00〜9:00 30分毎運行

15:00〜16:00 30分毎運行

「サントリーニ ケーブルカー」値段

大人:6 EUR/1人

こども:3 EUR/1人

「サントリーニ ケーブルカー (Santorini Cable Car)」公式サイト(英語)

筆者所感

スピード、値段とも、ケーブルカーが一番です。ただし、ケーブルカーの待ち行列は時刻によってはかなりの物。クルーズの場合は、出航間際の時刻、下りの待ち行列は凄まじいものでした。したがって、下りだけは徒歩で降りることにしました。

しかし、ロバたちも通るこのスロープ階段は、ロバたちのすきまをすり抜けねばならず、図らずもスリリングな展開になりました。

レンタカー手配

サントリーニで借りたヒュンダイ

サントリーニは時間的な余裕もあったので、島を周りたいと思いレンタカーを手配しました。

前日にコンタクト

サントリーニに着く前日、コルフ島でネットが使えるうちに予約リクエストをしました。コンタクトしたのは、スピリダコス レンタカー社

スピリダコス レンタカー社 (spiridakos)

当初90ユーロ/日の提案でしたが、もっと安いのがないか聞いたところ、55ユーロ/日の車もあるとのこと、こちらにしました。

なお、上記スピリダコス社のサイトで検索すると、30ユーロ程度のオプションもあるようです。前もって予約すれば、賢く利用できそうです。

貸し出し条件

サントリーニのレンタカー受け取り時のメータ

ヨーロッパでのレンタカーにおいて、特に島や田舎エリアで見られる、「空っぽ返し式」とでもいうべき条件。良くある「満タン返し」ではなく、「燃料はどれだけ入れても入れなくても良い」というものです。貸し出し時はほとんど空っぽで引き渡され、自分が使う分だけ給油し、返却時も空っぽで返せばよい、というものです。ギリシャ・アテネでEUROPE CARを利用した際も同様でした。

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周遊ドライブ

ドライブ1: 遺跡見学

サントリーニには、古代遺跡があり博物館が整備されています。

アクロティリ遺跡(Akrotiri)

島南部には、アクロティリ(Akrotiri)遺跡があります。紀元前16世紀に火山の噴火で埋まった遺跡です。

Wikipedia “Akrotiri (Santorini)” (英語)

サントリーニ アクロティリ遺跡

中は、屋根もありバリアフリーのルートも整備されており、ゆっくり見学する環境が整っています。ポンペイの遺跡のはるか昔に埋もれた町と思うと、感慨深いです。

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古代ティラ遺跡

屋外展示の、ティラの古代遺跡もあります。時間があればこちらも周りたいところ。

ドライブ2: ビーチ

断崖絶壁が作り上げた、珍しいビーチがいろいろとあります。レッドビーチやホワイトビーチなど、サントリーニで典型的なものの他にもさまざまあります。今回、行き先の候補に挙げたのは、アクロティリ遺跡に程近い「ブリハーダビーチ (Vlichada beach)」。

 結局時間の関係で行きませんでしたが、このブリハーダビーチ他、おすすめのビーチが写真つきでまとまっているサイトをご紹介します。

Best 10 Beaches in Santorini island – Greeka.com

フィラとイア 町歩き

サントリーニ・イアの町並み1

残るは、フィラとイア、二つの有名な町並みの町歩きです。

歩いていくと、これこそがギリシャのリゾート、といわんばかりの光景が広がります。

イアの町は、東西に細長い形をしています。ぐるっと周るだけで、簡単に見て周れます。

サントリーニの町並み2

この町並みの「一番西側」に、夕焼けスポットがあります。今回、コスタ・デリチョーザの出航時間20:30に間に合うため、日没時間までイアにとどまることはできませんでした。もし時間に余裕があれば、眺めのいいレストランを予約して日の入りを楽しみたいものです。

まとめ

サントリーニ島から見たコスタ・デリチョーザ

コスタ・デリチョーザ号での4日目、サントリーニ島滞在についてまとめました。旧港から市街地への上り方、レンタカーを利用した遠出と、フィラ・イアの町歩きの様子をご紹介しました。ご旅行のご参考に。

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