【運転事情】冬のアイスランドを安心ドライブ:ルート選びと注意点

【運転事情】冬のアイスランドを安心ドライブ:ルート選びと注意点

大自然の魅力が詰まったアイスランド・・・大自然だからこそ自分の好きなように周りたいもの。車なら、道中にあふれる素晴らしい景色も気ままに楽しめます。冬のアイスランドも、雪道や凍結に気をつければ十分に車で見どころを周れます。2017年12月、年末にかけてアイスランドの南部・西部をレンタカーで周った経験をもとに、アイスランドでの冬の運転事情、選んだルートや注意点をお伝えします。

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※2018年4月 本記事に頂いたコメントを参考に加筆しました。

冬はどこまで行ける?ルート選び

冬でも確実に行けそうな南部と西部を選定

冬のアイスランド、どのくらい雪が積もっているのかわからず、旅行前は心配になりがちです。心配を払拭すべく今回は四駆を借り、ルートも慎重に選びました。ルート選びでとりわけ参考になったのは、Guide to Icelandの冬季セルフドライブツアーです。アイスランド南部や西部を冬季に周るツアーも多く、これなら行けそう、と南部と西部をまとめて周ることにしました。

冬のアイスランド一周も不可能ではなさそう

逆にアイスランド一周のツアーは冬には見当たらず、今回は断念。ただし、現地では12月にアイスランドを車で一周している欧州観光客もいましたので、十分に雪道の運転に慣れていれば実際は全く行けないということはなさそうです。

ドライブの前に。アイスランドの運転で特に注意すべきこと

運転前に、アイスランドでのドライブで特に注意すべきことを確認しておきましょう。実際に利用したThriftyレンタカーのオフィスにしっかりと注意喚起がなされており大変参考になりましたので、ご紹介します。

アイスランドの冬レンタカー事情について詳しくは:アイスランドでの冬レンタカー手配ポイント~安心&お得に借りるために

安全のために

アイスランド運転の注意事項「あなたの安全のために」(Thriftyオフィスの掲示)
  • 天候や道路の状況で通行止めもあり得る。決して侵入しないこと。www.road.isをチェックすること。
  • 事故時のケガ防止のため、荷物は後部座席ではなくトランクに入れること。

・・・など。

アイスランド特有のこと

アイスランド運転の注意事項「アイスランドの運転は違います」(Thriftyオフィスの掲示)
  • パンクはよく起こるが、カバーしている保険はない。最寄りの修理工場を探すサポートはする。
  • オフロード運転は「違法」。ビーチやブラックサンドも同様。

・・・など。

後述しますが、特にハイランドと呼ばれるオフロードエリアは進入禁止ですのでご注意ください。他にも強風や砂嵐などアイスランド特有の厳しい自然状況があるので、下記の引用元サイトなどをご参考にご注意ください。

さらに詳しくは、ThriftyレンタカーKeflavik店のサイト「アイスランドでの運転(英語)」をご覧ください。また、実際のご旅行時の保険内容などについては、ご利用のレンタカー会社等の規約をご確認ください。

実際に運転!アイスランドの冬の道

絶景あふれる冬のリングロード

アイスランドには高速道路はなく、国全体を一周しているリングロードがメインの道路になります。南部、西部は舗装されており、積雪や凍結に気を付ければ十分運転できる状況です。

どこまでも続くリングロード
眼前に迫る岩山
険しい景色が続きます

険しい岩山やきれいな湖など、走っているだけで絶景があふれています!ほうぼうで放牧されている馬はとってもフレンドリーです!

大地の割れ目にできた湖のほとり
馬を見つけて皆停車中
とってもフレンドリーに近寄ってきます
遠くに見える海と山
夕暮れの湖と月明かり

上記以外にも、大自然に圧倒されるドライブシーンばかりでした。その一部をさらにご紹介します。

駐車場は凍結に注意

タイヤで踏み固められた雪や氷で駐車場はカチコチに凍っているところがあります。低速でも一度横滑りすると制御できなくなりますのでご注意を!

カチコチの駐車場

路上の積雪や凍結にも注意

リングロードは積雪していることも

場所によっては、道路が一面雪になっていることもあります。

2017年12月の旅行時には、南部・西部のリングロードやゴールデンサークルは通行止めなく計画通りに周れましたが、事前にアイスランド道路・沿岸管理サイト (The Icelandic Road and Coastal Administration)で確認することもできます。

横転車!?

積雪のひどかった南部エリアには、横転車も1台ありました。道路状況が良くない場合は、十分に安全な速度で気を付けて走りましょう。

少し外れるとオフロードも

リングロードから外れると、途中でオフロードに変わる道も少なからずありました。オーロラを見に行く際、場所にこだわると夜のオフロードを通る場合もあります。ホテルへの接続道路が砂利道、という場合もあるので無理な運転はしないよう心がけましょう。

時にはオフロードも
わだちが凍っています!

ハイランドには入れません!

さらに奥地へ進んでいくと、ハイランドと呼ばれる高原地帯が広がっています。自然が豊かでぜひとも訪れてみたい場所ですが、ここから先は四駆のジープでしか入れません。ハイランドの入り口にはしっかり看板が設置されています。レンタカー会社の規約によってはペナルティを支払わなければならない場合もあるようです。普通のレンタカーの場合は、例え四駆でも引き返しましょう。

ハイランドの入り口
ジープでないと、入れません
これがスーパージープ!?

まとめ

  1. アイスランド南部と西部は、冬季でも行けました。冬季に一周している人もいたため、慣れていれば不可能ではなさそう。
  2. アイスランド特有の道路状況やハイランドなど進入できない場所には要注意。
  3. メインの道路は舗装されているので、安全に気を付けて運転すれば冬の絶景が楽しめます!

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