アイスランドでの冬レンタカー手配ポイント～安心＆お得に借りるために

アイスランドで冬にレンタカーを借りるのは、その特有の自然環境から普通のレンタカーとは異なり特別な配慮が必要なように思えます。しかし十分な配慮をすれば、安心してドライブを楽しめます。お得に借りる方法もあわせて、アイスランドでの冬レンタカー手配のポイントを、実例を通じてご紹介します。

レンタカー手配：オンライン予約

アイスランドに限らず、海外のレンタカーを借りる際いつも利用するのは、Rentalcars.comです。大手レンタカー会社から、あまり知らない会社まで横断的に、かつ日本語で調べられるので重宝しています。

街中での利用であれば格安の小型車で十分なのですが、冬の大自然アイスランドでは小型車ではやや不安が残ります。そこでAWD（四駆）で車格もある程度大きい車（マツダCX-3）を選びました。結果的にはこれが大正解。心配なくドライブできました。

この条件で最も安かったThriftyに決め、Rentalcars.comを通して旅行の約２か月前に予約しました。９日間のレンタルで約660ユーロ（約85,000円）でした。

ピックアップはケフラヴィーク空港にて。空港到着後、車を受け取りに行きます。

到着時にわかったことですが、EuropecarやAvisといった大手レンタカー会社は空港の建物内にカウンターがあり、到着ゲートを出てすぐにアクセスでるようになっていました。

一方、今回選んだThrifty始め比較的安い会社は少し離れたところにオフィスがあり、バスまたは徒歩で移動します。おそらく遠いリモートオフィスで賃料を節約しながら安い価格を実現しているのでしょう。一旦受け取ってしまえば、運転する上ではもはや関係ないのでここは節約ポイントでした。

空港駐車場の案内に従いバスを見つけ、乗り込んで数分すると発車しました。どうやら１台のバスが周回しているらしく、レンタカーオフィスにはバスのリアルタイム現在地が表示されていました。

空港ターミナルからレンタカーオフィスまでの道のりは、ThriftyレンタカーKeflavik店のサイト（英語）に詳しく載っています。

幸い、レンタカーオフィスは空いていたのですぐに対応してもらえましたが、スタッフも少なかったので混雑すると長い待ち時間が予想されました。

なお返却時はとても混んでおり、番号札を取り20分程待ちました。返却時には十分時間の余裕を持ちましょう！

人里離れた大自然でパンクでもすると大変と思い、Thriftyレンタル時の規約はしっかり確認しました。パンクなど緊急時のロードサービスは、最低€125、ロードサービスの走行1キロ当たり€1.5とのことでした。レンタル時に渡される書類で緊急時連絡先電話番号も確認しておきました。

幸運にも借りた車は新車でした。車自体には不安なところは全くなく、廉価に借りられてお得感も満点です。スタッフと車のキズ等がないことを確認し、鍵を受け取りドライブスタートです！

加えて、スパイクタイヤを履いていたのでさらに安心でした。大きな車格のAWDを選んだのが良かったのかもしれません。

スパイクタイヤで安心

さらに、凍り付いたガラスから氷雪を取り除くハケのようなものが搭載されていたことも、さらなる安心ポイントでした。

道中、宿泊中の深夜に雪が降った日、朝の出発時に窓ガラスが凍り付いてしまいました。しかしこのハケが非常に強力で、簡単に窓ガラスの雪を払えて、大きな恩恵を受けました。さもなければ素手などでの長時間の除雪作業を強いられるところでした。

旅の終わりに、ケフラヴィーク空港のレンタカーオフィスに再び出向き、車を返却します。

借りたときと異なり、他のお客さんでごった返しており整理券の番号を取りしばらく待ちました。格安だったのでスタッフも最低限で回しているのでしょう。スタッフにガソリン残量、傷の有無を確認してもらい、終了。

空港までのシャトルバスが来るまではしばらく時間がありそうだったので、徒歩で空港へ。１０分もかからないほどの距離でした。

アイスランドでの冬レンタカーでは、四駆＆SUVが安心です。レンタルカーズドットコムなどでお得なレンタカー会社を探せます。

今回は格安レンタカー会社Thriftyを利用しました。Thrifty初め安いレンタカー会社はオフィスが遠かったりスタッフが少ないことがありますが、車に不備はなく満足です。ご旅行のご参考に。

借りた後の運転事情については：【運転事情】冬のアイスランドを安心ドライブ：ルート選びと注意点