氷河湖、ブラックサンドビーチや個性的な滝など、アイスランド南部はアイスランドの大自然スポットが盛りだくさん。夏の写真が映えますが、氷の洞窟があるヴァトナヨークトル氷河への通り道にあたるので、冬にその行き帰りに寄るのも最適です。冬に訪れた写真とともに、その見どころと冬の状況をお伝えします。
スポンサーリンク
注1:冬のアイスランドの見どころ、氷の洞窟への行き方や内容の紹介は、【行き方解説】冬限定!アイスランドの氷の洞窟と氷河ハイキングをご覧ください。
注2:本記事は、レンタカーでの移動を前提としています。アイスランドでのレンタカーと運転について詳しくは【運転事情】冬のアイスランドを安心ドライブ:ルート選びと注意点をご覧ください。
巨大な氷が浮かんで幻想的:ヨークルスアゥルロゥン氷河湖
アイスランドの魅力は氷河抜きには語れません。アイスランド南東部に位置する、ヨーロッパ最大のヴァトナヨークトル氷河が注ぐのが、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖です。
リングロードを東へ進み、橋を渡り左手の駐車場に車を停めると目の前がヨークルスアゥルロゥン氷河湖です。
氷河からの透明度の高い流氷がたくさん浮かんでいます。夕方に訪れると、低い太陽に照らされて幻想的に輝いていました。
近くに宿泊し、翌日の昼間も訪れました。曇っていましたが、遠くの巨大な氷塊はヨーロッパ最大のヴァトナヨークトル氷河のスケールの大きさを感じさせます。
遠くの氷上には、なんと野生のアザラシが戯れていました!
駐車場の前には、小さなお土産屋さん兼ツアーオフィスがあります。建屋の横には、水陸両用のツアーボートがありました。下記にはこのボートで氷河湖のクルーズツアーが開催されるようです。
黒いビーチにきれいな流氷:ダイヤモンドビーチ
先ほどのヨークルスアゥルロゥン氷河湖の向かいには、流氷が打ち上げられるダイヤモンドビーチがあります。氷河湖のそばに位置し、ツアーバスも何台か立ち寄っていました。
真っ黒な砂浜に、透明な流氷がいくつも。なんとも言えない、不思議な形をしています。波に洗われてできる形でしょうか?
ヴィークの町を見守る、ミュールダール教会
ヨークルスアゥルロゥン氷河湖からレイキャビク方面に向かう途中の大きな町、ヴィークの丘には可愛らしい教会が建っています。
ヴィークには小さいながらもレストランやカフェが入っているショッピングセンターがありましたので、食事休憩のついでに立ち寄るのもよいかもしれません。ツアー客が大勢来ていると一気に混みますので、バスがたくさん停まっている場合は先に教会へ向かうのがいいでしょう。
ヴィーク中心部からすぐのところにミュールダール教会はあります。
まるで、ヴィークの町を見守るように静かに佇んでいるように見えました。
高波注意!ブラックサンドビーチと六角形の奇岩レイニスファラ
ヴィークから車で約15分、海岸に出たところには奇岩で有名なブラックサンドビーチがあります。駐車場から徒歩3分くらいでビーチに出られますが、強風でとても寒い!
高波でも有名なようで、むやみに海には近づかないこと、と看板が出ていました。
波の大きさが伝わると思います。海の向こうには奇妙な形の岩がそびえています。日が沈んだ後の薄暗さから、おどろおどろしい雰囲気でした。
このビーチには、溶岩でできた六角形の石柱の集まり、レイニスファラもあります。高いものは数十メートルにもおよぶ不思議な光景です。
あまりの強風と寒さに、記念写真だけ撮りそこそこに退散してしまいました。帰り道、ヴィークの町のミュールダール教会と同じような形の名もなき教会の前を通ります。観光スポットというわけではなさそうですが、夕闇とライトアップのコントラストがきれいでつい立ち止まってしまいました。
広大な大地に佇むロッジ
次のスポット、スコゥガフォスの滝の近くのロッジに宿をとります。アイスランド郊外の宿の多くはそうですが、広大な大地にぽつんと建っており、あらためてアイスランドの広大さを実感します。
ブルーラグーンに代表されるようにアイスランドは温泉の習慣があり、中には露天風呂を用意している宿もあります。このロッジにも小さな露天風呂があり、運転の疲れを癒せました。曇った夜に入ったので真っ暗でしたが、明るいうちなら地平線を眺めながら入れるかもしれません。または、夜に運よく満点の星空とオーロラを見ながら入れると、最高ですね!
注:オーロラは、車で時間や場所をうまく狙えば観測のチャンスが広がります。詳しくはプロ御用達!自力観測に必須なオーロラ・雲予測の優秀アプリ一式をご覧ください。
迫力満点の滝
アイスランドは雨量も多く大規模な滝の本場です。南部には、迫力満点のスコゥガフォスの滝と、滝の裏側からの景色が有名なセリャラントスフォスの滝があります。
力強い!スコゥガフォスの滝
幅が広く、見ごたえがあるのがスコゥガフォスの滝です。せり出す崖と相まって、迫力満点です。脇には階段があり、滝の上まで行けるようになっています。人物を遠くに小さく配置して望遠で写真を撮れば、滝の迫力を強調して撮影できそうです!
滝の裏側へ行ける!?セリャラントスフォスの滝
こちらは、滝の裏側へ歩いて行けることで有名です。きれいな写真が撮れそうです。
ただし、冬季は水しぶきの凍結で危なく、裏側へはいけませんでした。滝のそばに続く階段には行けましたが、ここも水しぶきが凍っており皆恐る恐る上っていました。
なお、セリャラントスフォスの滝の駐車場は有料です。700ISK(約700~800円)のチケットを券売機で購入し、車内の見える所に置いておきましょう。係りの人が確認に周っています。
まとめ
- アイスランド南部は、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖から滝まで大自然の見どころがいっぱい!
スポンサーリンク