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【実例でわかる】イタリアの路上駐車ルールと駐車料金の払い方

路上駐車の多いイタリアでも、ルールが分かれば迷わずに駐車できます。駐車場所の選び方、看板の読み方、駐車チケットの買い方を、実例をもとにまとめます。

枠線の色でわかる駐車場所

白線

白線は無料です。

気軽に停められますが、駐車時には必ず線の色だけでなく、近くの看板を確認しましょう。場所によっては、時間制限がある場合があります。特に街の中心部には、「20分だけ無料」などと但し書きがある白線エリアがあります。

このような場合は、駐車し始めた時刻を車内の見える場所に掲示しておきましょう。DISCO ORARIO(時間ディスク)と呼ばれる専用の表示カードが、タバッキやガソリンスタンドで売っています。それがなければ取り締まりの対象になってしまいます。

実例1:休日以外は20分無料

この看板より先のエリアの白線は、休日以外(月~土)は20分以内であれば無料、の意味です。それ以上の駐車は取り締まり対象です。休日(日曜日と祝日)はOKです。

  • 十字架マークやFestiviと書いてあるのは、休日です。祝日と日曜日が該当します。
  • 金づちを2本重ねたような記号やFerialiと書いてあるのは、平日です。月曜日~土曜日です。

なお、土曜日が平日に入るのか休日に入るのかはイタリア人でも迷うテーマのようです。「土曜日は平日?休日?」(伊語)でも、駐車する際の迷い事として取り上げられながら、「土曜日は平日」と説明されています。

実例2:休日以外の指定時間は20分無料

この看板付近の白線は、休日以外(月~土)の8:00-13:30, 16:00-20:30は20分間無料、の意味です。それ以上の駐車は取り締まり対象です。指定以外の時間や休日はOKです。

青線

青線は有料です。

ただし、時間帯によって無料の場合もあります。近くにある看板で時間帯を確認しましょう。

無料かどうかわからない場合は、後述する自動券売機に試しに少額のコインを入れてみみましょう。もし利用した時間が無料時間であれば、次に有料になる時刻から計算された時刻が表示されます。

例:土曜日の夜から月曜の朝まで無料となるエリアで土曜日の夜に駐車しようとした場合、少額のコインを入れると月曜日の朝一番の時間が表示されます。

そうならずに現在の時刻から計算された時刻が表示されるようであれば、有料時間なのでしっかり支払いを済ませましょう。

この方法は看板の理解に自信が持てないときに有用です。

黄線

黄線は駐車不可です。

登録車両や優先車両のためのスペースであり、そうでない普通の車両は即座にレッカー対象です。

料金は付近の看板で確認

駐車料金が発生する場合は、近くに必ず価格を示す看板がありますのでご確認ください。1時間あたり€1-3程度の場合が多いです。

自動券売機で駐車チケットを購入

駐車エリアの近くに、自動券売機が設置されています。

自分が利用すると想定する時間分の料金を投入し、チェックボタンを押せば駐車終了時間が印字されたチケットが発券されます。

出てきたチケットをダッシュボード上など車内の見える場所に置けば完了です。駐車終了時間までに車に戻りましょう。

自動券売機は、お札を受け入れない場合がほとんどです。常日頃、十分なコインを持ち歩くようにしましょう。カードがあれば対応できる場合もあるようですが、コインが最も安心です。

まとめ

イタリアでの路上駐車ルールを、実例を交えてご紹介しました。白線は無料だが時間制限に注意、青線は有料だが曜日や時間帯によっては無料、黄線は登録車以外は禁止です。有料の場合は、近くにある券売機で駐車チケットを買って車内の見える場所に掲示しましょう。

本ブログでは実際の駐車違反に関しての責任は負いかねます。必ず、駐車する場所の看板の指示など地区のルールに従い、各自のご責任で駐車ください。

参考サイト:Slow Travel Italy(英語)the European Car Parking Guide(英語)

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