【ドイツ鉄道バーンカード】1回の旅行でお得になるのはどこから?

【ドイツ鉄道バーンカード】1回の旅行でお得になるのはどこから?

ドイツ鉄道 Deutsche Bahn (DB)を使うときには誰もが検討するBahn Card (バーンカード)。1回の利用でお得になるのがいくらからなのか、自分が買うチケットはお得になるのかどうか、公式ホームページの予約画面ではなかなかわかりません。予約を進めていくと、割引額がバーンカード3ヶ月分の値段78ユーロを超えるとお得になることがはっきりしましたので、詳しくお教えします。

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ドイツ鉄道DBを利用するシーン

ライアンエアーに代表される格安航空LCCや、フリックスバスなどの格安バスがひしめいているヨーロッパでは、電車の出番は意外と少ないかもしれません。

しかし、ドイツ国内での都市間長距離移動に関しては、空港から市内の移動も考慮すると電車とLCCは値段も時間もいい勝負。(Goeuroを使えばバス・電車・飛行機の値段と時間が一括比較できます)

チェックインや手荷物検査の手間がなく、乗りっぱなしで市街地のど真ん中にアクセスできるメリットは意外と大きいもの。さらにバーンカードの割引を使えば電車のメリットがグッと上がります。Goeuroなど比較サイトでは探しきれない割引を、ドイツ鉄道公式ホームページで確かめて行きましょう。

なお、レイルヨーロッパなど鉄道チケット予約代行サイトもあり、日本語で最後までできることから非常に便利です。しかしここでは、最安値で買えるケースがほとんどの、公式ホームページからの予約を前提とします。

ドイツ鉄道公式ホームページの切符予約画面

車両の選択

ドイツ鉄道公式ホームページから、乗降駅、日時、人数と座席等級を選んで“Search”を押すと、候補の車両がいくつか出てきます。

希望の車両を“To offer selection”で選び、希望の座席等級にチェックを入れて“Continue”を押すと、バーンカードの画像で始まるページに飛び、オプションの選択画面が現れます。ここの選択がなかなか理解できませんでした。

バーンカード選択画面

Buy a BahnCard today and start saving immediately. と表示されています。「今日バーンカードを買い、今すぐ節約を始めましょう」と。

その下には、“###2/566###”、“###2/582###”など、何やら文字化けのような選択肢か続きます(2018年2月時点)。情報マークで確認するとどうやらバーンカードの種類のよう。選択肢を詳しく見ていくと、

  • 6,50 EUR Saving for this journey – 17.00 EUR Saves you money after only 1.5 trips
  • 4,50 EUR Saving for this journey – 17.00 EUR Already saves you money on this trip

などと書いてあります。(17ユーロの部分は割引額なので選んだチケットによって変わります)

先程の情報マークによると、6.5ユーロは27歳以上、4.5ユーロは26歳以下のバーンカードの月額料金のよう。

27歳以上なので6.5ユーロを選ぶことになりますが、ここまでの情報では「6.5ユーロのバーンカードで17ユーロも節約できるのに、なぜ1.5回旅行しないと得にならない?」と混乱してしまいます。

バーンカードの公式説明ページ

ここでバーンカードの公式説明ページを確認します。確かに、月額6.5ユーロで25 %の割引が得られると書いてありますが、最低購入期間3か月と明記されていました。

すなわち、6.5×3か月=19.5ユーロがバーンカードの最低購入価格です。(26歳以下なら13.5ユーロ)

25 %の割引額が、このバーンカードの価格を超える運賃は、78ユーロ。(26歳以下なら54ユーロ)

したがって、78ユーロ(26歳以下なら54ユーロ)以上の運賃であれば、バーンカードを買ったほうがお得になる計算です。

まとめ

  • ドイツ国内移動に便利なドイツ鉄道DBは、25 %割引のBahnCardの利用を検討するべき。
  • 3か月分の最低購入期間を考慮すると、27歳以上なら78ユーロ、26歳以下なら54ユーロを超える運賃なら、バーンカードを買ったほうがお得

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