イタリアのバスや地下鉄の券売機では、しばしばお釣りが足りないことがあります。2ヶ月に1度の頻度で経験した頻発トラブルですが、レシートを取っておけばしっかり返金されます。注意点と具体的な対処法をまとめます。
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券売機のお釣りを信じないで!
日本人の感覚からすると信じがたいですが、バスや地下鉄の自動券売機ではお釣りが足りていないことがよくあります。
この2枚の写真は、それぞれバス、地下鉄の切符と購入時のレシートです。「お釣りが6.5ユーロ足りませんでした」などと書かれています。
「機械は正しく動いている」などと思いこみがちですが、イタリアではその前提は限定的なもの。「お釣りが出せなかったことを正しくレシートに印刷した」に過ぎません。
とは言ってもイタリア語で書かれているし、なかなか気付けません。ジャラジャラと出てきたお釣りをつい掴み取ってそのままにしてしまいそうです。まず気付くためには次のことに気をつけましょう。
釣り銭不足を見逃さない!2つの徴候と注意点
【徴候1】やけに細かい小銭が大量に出てきた
こんなとき、決して信じてそのまま財布に入れないようにしましょう。
券売機内部の小銭がほとんどなく、細かい小銭を全て使い切ってでも、可能な限りお釣りを返却しようとしている可能性が高いです。
【徴候2】自分が利用したあと、券売機にエラーのような表示が出た
自分の用は済んだからと知らんぷりしないでください。
あなたのために内部の小銭を全て使い切って、釣り銭切れを起こした可能性が高いです。全て使い切っても、お釣りが十分ではなかったかもしれません。
釣り銭不足に気付くために注意するべきポイント
- お釣りは必ず確認するようにしましょう
- 深夜、早朝の利用時は注意しましょう(券売機内部の小銭が少なくなっている可能性が高いです)
- レシートは必ず取っておきましょう(返金時に必要です)
実際にお釣りが足りなかった時の対処法
「レシートを持って、運行会社の窓口へ行く」のが基本行動です。
ただし、券売機を買った付近に窓口がなくその街の中央駅まで行かないと無い…なんてこともあります。
今回のケースも、空港のバス券売機でのお釣りが足りず、券売機の横にいたスタッフに聞いても「ここでは返金できない、中央駅の窓口へ行け」との返答だけ。翌日に中央駅の窓口に足を運びました。
窓口でレシートを見せると、身分証明書の提示を要求され(パスポートでOKです)書類にサインをして無事に返金されます。
釣り銭不足の未然防止
お金は返ってくるものの、余計な手間と時間がかかります。未然防止には次のポイントが有効だと思います。
- タバッキやバールなど、対面販売で買う(券売機を使わない)
- 券売機を使う場合は、なるべくぴったりの額で支払いお釣りを少なくする
まとめ
イタリアの公共交通機関の券売機などでお釣りが不足した場合、レシートを持って運行会社の窓口へいけば返金されます。
イタリアの券売機を使うときは「釣り銭不足」の事態を想定して、注意深く利用しましょう。
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