実践!ハズさないイタリアンジェラートの頼み方とお勧めフレーバーを徹底解説

実践!ハズさないイタリアンジェラートの頼み方とお勧めフレーバーを徹底解説

イタリアに行ったら絶対食べたいジェラート。どのお店でもハズさない、ジェラートの頼み方とお勧めフレーバー(味)の選び方を、イタリア在住者が徹底解説します。

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目次

ジェラートが買えるお店「ジェラテリア」

ジェラテリアと呼ばれるジェラート屋さんは、イタリアでは日本のコンビニのような感覚でどの街にもたくさんあります。

ジェラテリア以外に、カフェやバールなどの軽食店でも売っていますが、せっかくなら専門のジェラテリアをおすすめします。

安心のチェーン店から個人経営までたくさんのジェラテリアがありますが、基本的な頼み方はどこも同じ。一回覚えてしまえばどこでも簡単に楽しめるようになります!

本記事最後に、有名ジェラテリアや各都市おすすめジェラテリアを紹介しています。

ジェラートの頼み方

まずはコーンかカップのチョイス

はじめにレジ近辺にいる店員さんに、コーンとカップのどちらにするか伝え、希望の大きさも伝えます。

いきなり味から言い始めると、店員さんの手順が逆になりぎこちなくなってしまいます。(味を覚えたままコーンかカップか聞かなければならない)

大きさは次のラインナップがほとんど。

  1. ピッコロ(2種類のフレーバー)
  2. メディア(3種類のフレーバー)
  3. グランデ(4種類のフレーバー)

日本人の感覚では、ピッコロで十分ボリューミーです。

大きさをしっかり言わないと(しっかり言っても!)勝手にメディアやグランデにしてぼったくってくる店員さんが時々います。しっかり「ピッコロ!」と伝え、店員さんが小さいコーンを手に取るところを見ていましょう。

前払いならコーン/カップを選んですぐに支払い

ジェラテリアには前払いの店と後払いの店がありますが、店員さんの指示通りにやっていけば特に気にすることなく自然にできます。

前払いのお店ならば、この時点(コーンかカップを選んだ時点)で支払いです。レシートを受け取り、ジェラートを盛ってくれる店員さんのところへ移動しましょう。(レジの店員さんがそのまま盛ってくれることもあります。)

この時、レシートがジェラートとの引き換えになります。捨てないように!

フレーバー(味)のチョイスと受け取り

コーンかカップを決め、大きさを決めてからやっとフレーバー(味)を選びます。

好きなフレーバーを伝えると、きれいに盛ってくれます。

コーンの場合、多くのお店では複数のフレーバーの組み合わせに応じて先に盛るフレーバー(コーンの中に入るフレーバー)を店員さんが考えてくれます。なので全部のフレーバーを言うまでジェラートを盛らずに待っていてくれます。

後払いならこの時に支払い

後払いのお店であれば、ここでジェラートを受け取りながら会計です。片手にジェラートを持っているので、すぐに出せるよう用意しておくとスムーズです。

フレーバー(味)の選び方と、お勧めフレーバー

グロムのメニュー
大手ジェラテリア「グロム」の3月(Marzo)メニュー

ほとんどのジェラテリアでは、少なくとも2種類のフレーバーを選んで組み合わせます。自分のお気に入りの組み合わせが見つかるといいですね!英語併記をしているジェラテリアの方が少ないので、定番の味と自分の好みの味を押さえておくのをおすすめします。

本記事お勧めのフレーバー

クリーム系では、たとえば次のような組み合わせがお勧めです。

このページをそのまま店員さんに見せれば通じるよう、イタリア語も併記しておきました。

【お勧め①】 「クレマ(Crema)+ノッチョーラ(Nocciola)」

何にでも相性抜群の卵入りのクリーム「クレマ」と、クリーミーなヘーゼルナッツ「ノッチョーラ」の組み合わせは鉄板です。

フルーツ系では、これ:

【お勧め②】 「フィオル・ディ・ラッテ(Fior di latte)」+「リモーネ(Limone)」

さっぱりしたミルク味「フィオル・ディ・ラッテ」と、南欧ならではのレモン「リモーネ」の組み合わせがさわやかに楽しめます。

【お勧め③】 「フィオル・ディ・ラッテ(Fior di latte)」+「カッフェ(Caffe)」

まさにミルクコーヒー。間違いないおいしさです。以下、さまざまな味を個別にご紹介していきます。

定番の味

大抵どこのジェラテリアでも年中置いてある味です。

フィオル・ディ・ラッテ(Fior di latte)

いわゆるミルク、牧場で食べる濃厚ミルク味とほぼ同じです。しっかりミルクの味が効いており、カッフェや各種フルーツなどとの相性抜群です。

クレマ(Crema)

クリーム味。ミルクに卵を混ぜて、マイルドにしています。ほとんどのフレーバーと相性がいいのではないでしょうか。

チョコラート(Cioccolato)

チョコレート。ミルクが入っていたりナッツペーストが入っていたり濃厚なものだったり、バリエーションがいろいろあります。

カッフェ(Caffe)

コーヒー味。クレマやフィオル・ディ・ラッテと合わせると最高です。

上:カッフェ/下:トロンチーノ<Grom>

ノッチョーラ(Nocciola)

ヘーゼルナッツです。鉄板の味。

 リモーネ(Limone)

レモン味。フルーツ系の代表格です。

上:リモーネ/下:チョコラートフォンダンテ<Grom>

見つけたら食べたい味(ナッツ系)

ピスタッキオ(Pistacchio)

ナッツの一種、ピスタチオです。緑色で、とても良い風味です。クレマやフィオル・ディ・ラッテとの相性抜群です。

上:クレマ・パスティッチェーラ(カスタードクリーム)/下:ピスタッキオ(ピスタチオ)<Mera dei Boschi>

ノッチ(Noci)

同じくナッツ系の、クルミ。なかなか見かけないので、見つけたらトライしています。

マンドーラ(Mandorla)

アーモンド。ピスタッキオやノッチョーラほどではありませんが、まあまあ置いてあります。

トロンチーノ(Torroncino)

はちみつとアーモンドを練った郷土菓子。甘さとナッツの組み合わせがたまりません。

上:クレマ・ディ・グロム/下:クレマ・パスティッチェーラ・ディ・トローネ<Grom>

見つけたら食べたい味(フルーツ系)

フラゴーラ(Fragola)

イチゴ。濃厚です!

メローネ(Melone)

メロン。驚くほどの甘さです。夏限定。

ランポーネ(Lampone)

ラズベリー。果肉入りの場合も多いです。

アナナス(Ananas)

パイナップル。

ペーラ(Pera)

洋ナシ。さわやかです。

上:ペーラ(洋ナシ)/下:チョコラートフォンダンテ<Mera dei Boschi>

見つけたら食べたい味(クリーム系)

ストラッチャテッラ(Stracciatella)

長い名前ですが、チョコレートチップ入りのミルク味。

ストラッチャテッラ・アル・カッフェ(Stracciatella al caffe)

さらに長くなりますが、チョコレートチップ入りのカフェ。

見つけたら食べたい味(チョコレート系)

フォンデンテ(Fondente)

濃厚チョコレート。

ジャンドゥーヤ(Gianduya)

ナッツペースト入りのマイルドなチョコレート。

お勧めジェラテリア

大手ジェラテリア

グロム(Grom)

安心の大手ジェラテリア。主要都市には必ずあります。

クラシカルな味はすべてそろっており、どの味もハズレはなく、まずここに行けば間違いないおいしさを味わえます。チェーン店の安心感から、迷ったらここ!大阪にも1店舗進出しているようです。

グロム(Grom)公式サイト(日本の店舗、日本語)グロム(Grom)公式サイト(イタリアの店舗、英語)

ヴェンキ(Venchi)

チョコレート店の併設ジェラテリア。チョコレート店だけあって、チョコの種類が豊富。フルーツ系の味はしっかり濃いめ。

空港や主要都市の中央駅構内でよく見かけます。街について一息、乗り換えの待ち時間に一息。

ヴェンキ(Venchi)公式サイトのジェラートページ(英語)

ラ・ロマーナ(La Romana)

トリノ、ローマを中心に展開する、ケーキ・ジェラート屋さん。クリーム系が豊富すぎて味が選べないほど。

ラ・ロマーナ(La Romana)公式サイトのジェラートページ(英語)

小規模チェーン

マラ・デイ・ボスキ(Mara dei Boschi)

トリノとアルバの2店舗を構えるジェラテリア。ジェラートの本場、トリノでもイタリア人が一番と称する有名店。旬のフルーツが豊富なのが特徴。ここより濃厚なピスタッキオに巡り合ったことはありません!

マラ・デイ・ボスキ(Mara dei Boschi)の公式ページ(伊語)

まとめ

イタリアのジェラテリアで、どこでも通用する頼み方を解説しました。いろいろな味とお勧めのジェラテリアもまとめています。

このページでジェラートの頼み方を覚えて、ぜひあなたのお気に入りのジェラテリア、お気に入りのフレーバーを見つけてみてください!

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