ドライブの名所、スイス・フルカ峠の山腹にあるローヌ氷河。ドライブ中に立ち寄れる今にも溶けそうな氷の洞窟訪問をお伝えします。
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概要とアクセス
ローヌ氷河(Rhone Glacier)は、フルカ(Furka)峠の途中、ベルベデーレ(Belvedere)に位置します。ベルベデーレは、イタリア語でBello(良い)+vedere(見る)を組み合わせたような言葉。「展望台」、くらいの意味でしょうか。ローヌ氷河とその一帯を見渡せる絶好のロケーションです。
車ないしバスのみでのアクセスで、入り口兼売店の前には駐車場があります。ツアーバスも停まっていました。ヨーロッパにおいて車で最も近くまで近づける氷河とのこと。
見学所要時間
約30分
料金
一人 9CHF
訪問レビュー
入り口から氷の洞窟まで、氷河湖を見ながら、10分ほど歩いていきます。
この時点で氷河の上を通ってきた冷たい強風を浴びるので、夏でもかなり寒いです。
道中には氷河地形の成り立ちを説明したプレートもいくつかあります。
氷河湖からは雪解け水がすごい勢いで滝となって流れ出ており、氷河が溶けている様子を体感します。
氷の洞窟はかなり溶けてきており、これ以上溶けないよう表面に布がかぶせられているような状態でした。
入り口はまるで学芸会のお化け屋敷のような様相。
しかしひとたび中に入ると、氷河に由来するきれいな水色の洞窟が広がります。10分程度で回れる広さを見終わり、同じ出入り口から出てきます。
年々溶けていく氷河
一日訪れただけでは、「今にも溶けそう」「溶けた水がたくさん流れている」くらいの感触でしたが、やはり過去と比べるとかなり溶けてきているようです。
売店の絵葉書にも、もっと氷河が大きかった頃の写真や、溶けてきた経緯の写真がありました。
溶けてきた経緯を表す写真は、Google画像検索でも簡単に見つかります。
温暖化の影響をダイレクトに感じる事実です。氷河をこれ以上溶かさないために、自分にできることは何か・・?と自問してしまいます。
さらに溶けてしまう前に、是非訪れて頂きたいスポットです。
他の地域の氷の洞窟について:【行き方解説】冬限定!アイスランドの氷の洞窟と氷河ハイキング
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