イタリアでは、ほとんどすべての街の旧市街にZTL(Zona Traffico Limitato, 一般車両進入禁止エリア)が設定されています。うっかり進入してしまうと、カメラでナンバーを撮られて後日反則金請求が届きます。車で観光しており旧市街へアクセスしたい時や、ホテルがZTL内にある時など、困ってしまいます。ZTLに捕まらないための実践的な方法3つと、ZTLエリアの調べ方をご紹介します。
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ZTLとは
交通制限区域・・・Zona Traffico Limitato(イタリア語)の略です。英語ではZone Traffic Limitedとなります。
「白抜きの赤丸」の看板で示されており、時間・曜日および場所ごとに制限が規定されています。入り口には必ずカメラが設置してあり、通過車両のナンバーを読み取る仕組みになっています。許可車両以外が通行禁止時間帯に通過すると、反則金が請求されます。
レンタカーの場合はレンタカー会社に請求書が届き、各レンタカー会社の「反則金取り扱い手数料」が上乗せされて利用者に請求が届きます。
ZTLのさらなる詳細については、次の各専門サイトに譲ります。
方法①:ZTLのすぐ外に駐車し、徒歩などでアクセス
最もお勧め
後述する調べ方でZTLエリアを把握し、そのすぐ外に駐車する方法です。このようなニーズは多いので、たいてい便利なところに駐車場があります。
車での旅行では公共交通機関でのアクセスが不便な街に行く場合がおのずと多くなり、そのような街ではZTLの外からも容易に徒歩で中心部に行けるので、この方法はかなり実践的だと思っています。
例えば:
方法②:郊外からパーク&ライド
大きい街の場合や、駐車場代をさらに節約したい場合は、郊外の駐車場を利用するのも良いです。ただし、目的の都市に対してどこに停めるのが便利か、事前調査が必要です。
方法③:宿泊ホテルにサポート依頼
ZTL内のホテルに泊まる場合は、ホテルのサポートが期待できます。予約時に確認すれば、事前にナンバーを連絡して当局に申請・進入許可を取ってもらったり、便利な駐車場をおすすめしてもらえます。
ZTLエリアの調べ方
「都市名(英語)+ztl」で画像検索するのが早くて確実です。
各自治体の公式ページが見つかれば間違いない情報と判断できます。だいたい検索上位に出てきますし、”comune(自治体)”などのワードが含まれているページが手掛かりになります。
あるいは、各都市の専門観光ガイドのようなページがヒットすることもあり、まとまっており参考にしやすいページも多いです。
まとめ
ZTLを避けるには、ZTLエリアを事前に調べ、そのすぐ外に駐車する方法がお勧めです。ほかにも郊外からのパーク&ライドや、宿泊ホテルに相談する、などの方法があります。ZTLエリアに関する情報は、「都市名(英語)+ZTL」で画像検索していくと容易に見つかります。ご旅行のご参考に。
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