プラハ発着の旅程において、LCCと同価格帯のフライトを提供するチェコ航空。フラッグシップキャリアと思い油断していたところ、思わぬ荷物制限の厳しさに驚きました。予約から搭乗までの流れとともにチェコ航空利用の実際をお届けします。
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予約
特筆すべきことなく、公式サイトから手順通りに進めれば簡単に完了します。
発着空港、日程などを入力していくと、座席グレードの選択に移ります。エコノミークラスは、さらに次のLITE, PLUS, FLEXの3グレードに分けられます。各クラスの概要を次にまとめます。
さらなる詳細は公式ページをご覧ください。
座席グレード: LITE
最安のグレードです。次の条件が課されます。
機内持ち込み荷物
1点、8kgまで持ち込み可能です。下記機内持ち込み手荷物の節で詳述します。
預け入れ荷物
ついていません。€25で追加可能です。
座席指定
ランダムで割り当てられます。€5~で指定可能です。
フライト変更
€60で可能です。
キャンセル・返金
ありません。
座席グレード: PLUS
LITEクラスに預け入れ荷物、およびハンドバッグの機内持ち込み(2点目)を追加したオプションです。預け入れ荷物を入れる場合、LITEグレードと比べた差額が€25以下であれば、PLUSグレードを選んだほうがお得になります。
座席グレード: FLEX
機内軽食がつきます。
フライト変更がペナルティなしでできるほか、キャンセル・返金は€60で可能です。
オンラインチェックイン
出発の36時間から1時間前に可能です。
3日以上の旅行においてオンラインチェックインをする場合は、旅行中の対応が必要です。
ただし、空港でのチェックインも無料で対応できると明記されていますので安心です。このあたりは、フラッグシップキャリアらしいサポートです。
機内持ち込み荷物
最も安いLITEクラスでは、機内持ち込み1点までかつ8kgまでとの厳しい制約が規定されています。
なおサイズは55x45x25cmと緩めです。
一つ上のPLUSクラス(23kgまでの預け入れ荷物付き)にアップグレードすれば、40x30x15cm、3kgまでの2つ目の手荷物も機内に持参できます。
欧州2大LCC、RyanairとeasyJetとの比較
当ブログで欧州2大LCCと位置付ける、RyanairおよびeasyJetと比較してみます。
Ryanairの機内持ち込み荷物
- 55x40x20cm/10kg(Priorityの場合) + 40x25x20cm
サイズ制限はきつめ(特に20cmの規定)、重量制限あり、ハンドバッグ可、です。
【2019年8月定期確認】ライアンエアー機内持込荷物がやや値上げ
easyJetの機内持ち込み荷物
- 56x45x25cm 1点のみ
サイズ制限は緩め、重量制限なし、個数制限1点までです。
easyJet利用時に気をつけるべきたった一つのことは…荷物の個数制限
チェコ航空の機内持ち込み荷物
- 55x45x25cm/8kg 1点のみ
easyJetと同様の1点だけ持ち込み可、との個数制限がありながら、重量制限はRyanair以上の厳しさになっています。サイズ制限こそ緩めなものの、欧州2大LCCより厳しい内容になっていることが分かります。
まとめ
1点のみ、8kgまでというLCC並みかそれ以上に厳しい機内持ち込み荷物制限に驚きましたが、その他は十分に利用しやすい航空会社でした。
実際に筆者が利用した際には空港での搭乗時、機内持ち込み荷物の重量を計るシーンはありませんでしたが、規約をよく理解して利用しましょう。
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